脊振全山縦走。福岡県と佐賀県にまたがる脊振山地の西の果て、十坊山から東の果ての基山まで、およそ70km、累積獲得が5000mくらいを歩き通す縦走です。最高峰の脊振山の標高は1055m。脊振山地の自然のさまざまな表情を堪能できます。


ほとんど森の中を歩く脊振山地は、ハンモックを使った縦走に最適なのでは。
このアイデアが頭に浮かんでから、店から見える脊振山地を眺める度に思いが高まり続け、6月という微妙なタイミングで行ってきました。そろそろ虫が出始めてる感じ。十坊山からスタートして、基山で下山。筑紫野温泉アマンディでFINISH。JRけやき台駅から電車で帰る予定です。
Table of Contents
ハンモックを使った1泊2日のファストパッキング装備
ハンモックを使いつつもファストパッキングらしく小走りでいけるよう、なるべく軽くコンパクトに。結局ベースウェイトは3.5kgくらいになりました。
縦走で使った道具たちをご紹介。お店で扱っていない私物も含まれています。
mujina shoutenでお取り扱いがあるものは(★)マークをつけてます。
ザック:走ってもブレないザック


台湾のバックパックメーカー、Hanchorのファストパッキング用のザックです。トレイルランニングのベストのように、前面にボトルを収納できるようになっています。容量は23Lで、ミニマルなテント泊にちょうど良い感じ。
両サイドの細引きを引っ張って簡単にコンプレッションを効かせることができるので、荷物がユサユサならずに走りやすいザックになっています。
底辺の伸縮性があるメッシュポケットは、行動食を入れた巾着の収納によかったです。
ハンモック:結局バグネットも持っていきました


蚊が出てきそうな気候だったので、悩んだ結果バグネットを連れて行き、そこそこの重さに。。。(でもハンモックで寝たいんだ!)軽量なENOのバグネットに合うSUPER SUBを持って行きました。
- SuperSub™ Ultralight Hammock(★)
- Helios™ Ultralight Hammock Straps(★)
- Guardian SL™ Bug Net(★)
寝袋 & マット:ブーストも考慮して最低限に

ハンモックでは寝袋の羽毛が潰れて背中が寒くなりがち。真夏以外はマットかアンダーキルトがあった方が良いと思います。山と道の5mmのMinimalist Padは柔らかいので、ハンモックの中でもずれにくく、この時期のハンモック泊で重宝してます。夜はちょっと冷えたので、持ってきたレインやインサレーションを着込んで寝ました。
- OMM / Mountain Raid 160
- 山と道 / Minimalist Pad (5mm)
シェルター:タープとかペグとか


タープはアメリカのアウトドアファブリックの通販サイトのRip Stop by the Roll で購入した1.1 oz Silpoly XLという生地を使ってmyogしたものです。普通のSilpolyよりちょっと広めで、体が大きい僕にはちょうど良い感じ。家庭用ミシンでも意外と簡単に作れます。
- 自作Silpolyタープ
- Hyperlite Mountain Gear / Drawstring Stuff Sacks(タープの収納に)
- OR THIS WAY / DCF Stake Sack (mujina Var.)(★)
- チタンペグ 中華ブランド
- NEMO ULガイラインキット(ロープのみ)
湯沸かし & 食器:手作りギアたち

アルコールストーブが大好きです。マッチで火を灯す瞬間がたまりません。最近はFlat Earth Equipmentさんの手作りアルスト、モンクストーブばかり使ってます。コンパクトながらも、燃焼効率が良く、かわいいのでお気に入り。
ミニスプーンはFukumaru Worksのふくさんから頂いたものです。木のスプーンは意外と軽いうえに、クッカーに当たった時にカチャカチャと不快な金属音がしないのでおすすめ。
指ミトンはクッカーをつかむものです。革で自作。エバニューのポットリフターよりも軽くできました。問題なく使えてますので、今後販売するかも?
- Flat Earth Equipment / MONK’S STOVE SET(★)
- マッチ
- エバニュー / 400FD NH(★)
- 自作 指ミトン(★?)
- aruku trail runner / bellows(★)
- 燃料用アルコール
- Fukumaru Works / ミニスプーン
- Toaks / フタ
- Wildo. / Fold A Cup(★)
その他:細々したもの
今回、ヘッデンの代わりにゴールゼロを2つ持って行きました。電池の持ちが良いので安心感があるのと、歩くのにも十分な光量があります。手ぬぐいは必需品。食器ふきにも、風呂にも大活躍しました。電車移動があるので有線のイヤホンを持っていきました。
- Goal Zero Light House Micro(★)
- Goal Zero Light House Micro Flash(★)
- makumo / 手ぬぐい(★)
- エバニュー / trinity pouch(★)
- ココヘリ
- 有線イヤホン
- ファーストエイドキット
- 持ち手を切った歯ブラシ
- 歯磨き粉
- スマホ
ウェア
行動着:ほとんどトレランの服装

梅雨の前の初夏。日中は気温は24℃くらいになりました。汗もかきそうだったのでほぼトレランの服装。PatagoniaのTシャツは柔らかくて乾きが良いのでトレランの時のヘビロテです。あんまりヘタらないのも良いところ。
Tシャツ短パンでほとんど問題ありませんでしたが、羽金山から雷山にかけてアザミが生えていて足がひっかき傷だらけになりました。めんどくさがらずに長ズボン履けば良かった。
- Patagonia / メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
- Ciele / BKTHAT(★)
- New Balance / Accelerate 5インチショーツ
- T8 / ティーエイト / メンズ コマンドー
- Hanchor / Forest trail Hiking Socks(★)
持って行く服:電車移動や寝る時のための服

雨は降らない予報でしたが、一応ペラペラのレインウェアと、化繊の防寒着を持っていきました。あとは、寝る時と移動の時に着用するための着替え。
山と道のULシャツとTeton Brosの長ズボンは、電車移動の強い味方です。ザックの中で小さくなる上に、着るだけで文明人の雰囲気を漂わせ、一般の人々に山の中を駆けずり回って来たという事実を感じさせない効果があります。
- 山と道 / ULシャツ 半袖
- Teton Bros / Wind River Pant
- BRING / Wander Wear ONE 50/50(★)
- Super Natural / ベースTシャツ140
- モンベル / U.L.サーマラップ パーカ Men’s
- Salomon / ペラペラのレインウェア
食糧と水
食糧:アルファ米中心の生活

アルファ米をふやかす時間がもったいないので、お湯を入れたら a bit of のZip Cozyに収納して、すぐに出発。歩きながら食べる作戦。チェストハーネスに取り付けできるのでバッチリでした。
行動食はトレイルランニングの大会でリタイアした時の食料が残っていたので、それを持っていきました。
足攣りの予防として、「2RUN こってりミネラルタブレット」。個人的にはかなり効いている実感があるサプリです。すごい味ですが、おすすめ!
持って行った食料はぴったり食べきりました。トラブルがあった場合を想定して、もう少し行動食を持っていっても良かったかも。
- a bit of / Zip Cozy(★)
- Sky / Drop Bag 行動食入れとして(★)
水:所々で補給しながら

6月なので、水は予想以上に消費しました。汲めるところで多めに汲んでおくのが吉。峠付近で耳を澄ませると沢があります。地形図でそれっぽい谷を探してみましょう。浄水器は必須です。
- Nathan / ソフトフラスク。532mlを2本。
- ソーヤーミニ(★)
- プラティパス / 2L
脊振山地二日間の縦走の顛末


1日目は十坊山の登山口の駐車場に車を置かせていただき7時半ごろに登り出しました。思ったより暑く、予想以上に水を消費。雷山から三瀬峠まで、水のことしか考えてませんでした。汗をかかないように、なるべくペースを落として進み、目星をつけていた場所に着いたのは20時ごろ。羽金山で目一杯水を汲んでいれば、もうちょっとガシガシ進めたと思います。
ヘロヘロで設営してからは、すぐにで眠りに落ちました。目が覚めてから朝ごはんを食べて、コーヒーを淹れてからゆったり7時半ごろにスタート。
2日目。三瀬山から脊振山まで気持ちが良いブナ林が続きます。蛤岳から九千部山のよく整備された走りやすいトレイル。水場も豊富なので、水の心配もせずに脊振山地の美味しいところを、存分に堪能できました。楽しかった〜。この日は12時間くらいで下山して、なんとか風呂の営業時間に間に合いました。


あえて1泊するファストパッキングの装備でいく事で、2日間の休みを使って1人でも割と気軽に脊振全山縦走ができるので良かったです。時期は水の消費が少なく、バグネットが必要ない4月か5月くらいがおすすめ。また来年もやってみよう。ではでは。