低山に登ろう。山登りのススメ。

山登りやハイキングという言葉が気になって、
この記事に辿り着いた方へ。

最初に断言します。
山登りは最高です。

「自然から遠ざかれば、 心は固くなる」
ネイティブアメリカン、ラコタ族の言葉

街の営みから離れて、木々の中を歩けば、不思議と元気が出てきます。
きつい時は、立ち止まって、ゆっくり登れば大丈夫。

山登りにちょっとだけ興味がある、あなたのために、一番手軽な冒険。低山ハイキングをご紹介。

低山って何??どの低山に登る?

1000メートル以下の山を低山と言います。家や職場、電車の窓から遠くに見えている、あの緑の塊です。

地元の人が道を整備している山。
元気なおじいちゃんが毎日登っている山。
幼稚園の遠足で登る山。
生活に使っていた古道がある山。
ヤブだらけ、いのししだらけの山。

色々な山ありますが、なるべく人が多い山に登りましょう。地域の観光協会や役所に山登りのパンフレットがある場合があります。難易度や所要時間が書かれていたりするので、参考にしてみてください。

最初は長くても4時間くらいで降りてこれる山にしましょう。なるべく簡単で景色が良い山、コスパが良い山がおすすめ。

地元のアウトドアショップの店員さんに聞いてみましょう。(mujina にもきてね)

低山とはいえ、山頂からの景色は最高です。自分の足で登ったから、とても美しく見えます。

いつ登ればいいの?

夏の低山は蚊やアブがいたり蜘蛛の巣が多かったりするので、あんまりおすすめしません。秋、冬、春の涼しい時期が低山のシーズンです。

天気予報をチェックして雨が降りそうだったり、雪が積もってそうならやめときましょう。人が多い休日に登るべし。

何を持っていけば良いんだろう

よく整備された低山であれば、特別な道具を買い足す必要はないと思います。(3時間くらいの山歩きを想定した持ち物です)

スマホ:命綱です。満充電して、下山まで電池が持つように。不安ならモバイルバッテリーも持っていきましょう。
地図アプリ:YAMAP、スーパー地形など。GPSで現在地がわかります。事前にデータをダウンロードしておけば、電波がないところでも使えるものがあります。必ず事前に使ってみましょう。
水分:夏場は少なくとも1L。塩分が摂取できるものも一緒に持っていきましょう。
食糧:お昼ご飯とおやつ。行動食として、おやつは多めに持っていきましょう。お腹が空いて動けないということにならないように。いつもは我慢しているカロリー爆弾を食べるチャンスです。
運動靴:歩きやすい靴でいきましょう。登山用の靴やトレイルランニング用のシューズがあれば、なお良し。
カッパ、レインポンチョ:緊急用として。雨が降った時のために。防寒にも使えます。
ライト:万が一、帰りが遅くなった時のために。

何を着ればいいんだろう

登っている時は意外なほど暑くなり、止まると寒くなります。細かく重ね着をして、調節できるようにしましょう。肌着は乾きやすい化繊のものがおすすめ。ユニクロのヒートテックなど、レーヨンが入っている肌着はやめといた方がいいです。水分が生地に残り、体が冷えてしまう場合があります。

山のマナー

登山道にはマナーがあります。みんなが気持ちよく登るために覚えときましょう。

  • 挨拶する。
  • すれ違う時は、登りの人が優先。
  • ゴミを捨てない。できたら拾う。
  • みだりに動植物を採取しない。
  • トイレは済ませておく。

低山に潜むリスク

低山とはいえ、道迷いによる遭難のリスクはあります。早めに出発して、早めに下山。家族や友人に、いつどの山に登るのか伝えておきましょう。

なるべくこまめに地図アプリを確認。足元に小枝が多かったり、落ち葉でフワフワしている場合、道を外れていることがあります。道がどこか分からない、踏まれた形跡がない場合は、迷ってます。早めに判断して来た道を引き返しましょう。

もし遭難してしまった場合、捜索等で多大な迷惑とお金がかかるのは頭に入れておいてください。安価な山岳保険などもありますので、気になる方は調べてみてください。

mujinaがある九州には熊はいませんが、熊がいる地域の山を登る時は、あらかじめ対処法を勉強しておきましょう。

冒険へのはじめの一歩。低山ハイキング。

僕らには冒険が足りてません。

森の中で音に耳を傾けて目を凝らすと、
街にはいない植物や生物の存在に気が付きます。

ここは人のために造られていない場所。

そこにポンっと体一つで存在する感覚。
ちょっと寂しいけど、
生きている感じがするリアルな感覚。

僕らにできるのは、足を使って進むこと。
頼りになるのは、持ってきた道具と知恵。
ひたすら進むと、意外なほど遠くへ、
高い場所へ行くことができる。

20万年の人の歴史の中で、
自然から離れて街に定住し、
日々の暮らしに忙殺される様になったのは
ほんの最近の出来事です。

元々冒険の中に生きていた僕らには、
今、冒険が足りていません。
心にも体にも異常をきたすのは当然。

冒険への初めの一歩としての低山ハイク。
自然の中でリフレッシュしましょう!

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