こんにちは。mujina shoutenの店主です。今回はカメラを持って登って糸島の最高峰、井原山に行ってきました。オオキツネノカミソリやコバノミツバツツジなど、メジャーな花の季節ではないけれど、良い写真が撮れるかな。
mujina shoutenから見た井原山。糸島のいろんな所から見えますが、あまり目立たない控えめな山容。とはいえ標高982mで、脊振山系の中では2番目に高いそうです。ということは、糸島で一番高いところからの絶景が待っています!
目次
フォトトレッキングに挑戦
フォトトレッキングという言葉、初めて使いました。カメラ持って登るということですね。カッコ良い。
今回使用したストラップ。ザックに入れると取り出すのが面倒なので、基本ハンドストラップでブラブラと手に持って歩きました。コケるのが怖いので、さすがに下りや渡渉の時は収納しましたけどね。ポーチほしい。
いよいよ井原山に登っていきます
登りこだえのあるダルメキ谷ルート
人気のルートとはいえ、登りごたえ十分なダルメキ谷ルートを登ってみようと思います。キトク橋登山口からスタート。昔はキトク橋から先の谷をダルメキ谷と言っていたそうです。ダルメキって何だ。
キトク橋登山口。駐車場とキレイなトイレが完備されています。コバノミツバツツジ(春)や、オオキツネノカミソリ(初夏)など、花の時期によってはすごく混んでいますので、早めのスタートが吉。
登山口へは、産の宮交差点か、バイパスの波多江の交差点を南へ、ひたすら道なりに進んでください。瑞梅寺ダムの先の集落を通り過ぎた辺りにキトク橋があります。
花の紹介看板があるので名前を覚えておくと楽しいですよ。スマホで写真をとっておきましょう。
気持ち良い渓流沿いの山歩き
こんな感じで、しばらくは杉林の中をなだらかに登っていきます。耳をすますと渓流の音が聞こえてきて、期待が高まります。
通称つるりんこ橋。この橋、めっちゃ滑ります。油断してるとコケます。特に下りは注意してください。緊張しながら渡っていると、橋の向こう側に…
アキノウナギツカミがいました。いろんな場所に結構咲いていたので、珍しい花ではないのかもしれません。しかし、よくみるとめっちゃ可愛いですね。しかし、「秋のウナギ掴み」って名前。。もうちょっと何かあったやろうに。
(これ以降ネットで調べた花の名前なので、間違っているかもしれません。ツッコミあればお待ちしています!)
最初の渡渉ポイントにして最大の難所。この後も何度か渡渉がありますが、ここが一番川幅が広くコケやすいと思います。過去に何度コケたことか。靴下の替えを持っておくと安心かも。
ツリフネソウ。見れば見るほど変なデザイン。ぴったりサイズの虫が蜜を吸いに来てました。生命の神秘です。
今回はフォトトレッキングということで、自撮りに挑戦。やっぱり人が写っている方が、楽しげな写真になりますよね。スマホでタイマーをセットして撮影。もちろん撮影後はスマホを取りに戻っています。
渡渉を繰り返しながら、涼しい渓流沿いを歩いて行きます。今回は何とか靴下を濡らさずに進めました。
途中「アンノ滝」看板があり、そこから少し行くと滝壺の近くまで行けます。大迫力。マイナスイオン浴びまくりです。少しだけルートから外れるので悩むところですが、初めての人は行っておいて損はないです。
スギも少なくなり、気持ちが良い自然林の中を進んで行きます。
レイジンソウを発見。さすが麗人。気品あるたたずまい。
いよいよ心臓破りのつづら折りへ
さて、このベンチで気持ち良い沢沿いの道は終わりです。これから別の意味で気持ち良い、心臓破りのつづら折りが始まります。
上から見た図。こんな感じで、どんどん標高を上げていきます。上に200mくらい登ります。ゆっくり行けば心臓破りでも何でもないんですけどね。
ヤマシロギク。こんなゼェハァ言ってしまうような登りでも、横に目をやると花があったりします。苦し紛れに写真を取りましょう。
お、ベンチだ。激登りは終わりかな。と思ってしまいますが、あと3分の1くらい残ってます。ちょっと小休止。
風が心地良い尾根道
林床が熊笹になったら尾根に出た感じです。ゆったり登りになりますので、のんびりいきましょう。激登りで火照った体に風が気持ち良い。
上を見上げると、若干黄色になってました。本格的な秋はすぐそこ。
石灰岩が露出した奇岩地帯。面白い形の岩たちの間を進んでいきます。
この分岐にきたらあと少し。ちょっと急登ですが頑張りましょう。この辺りは春には鮮やかなピンク色のコバノミツバツツジが咲いて綺麗です。
山頂で適当メスティンパスタ
やったー!着いたー!山頂は眺望抜群。糸島方面が一望できます。広々とした快適な山頂です。
山頂の広さと見晴らしの良さは糸島の山、いや脊振山系で随一だと思います。この日もみなさん思い思いに過ごされていました。ということで私もランチにしたいと思います。
今日の布陣です。これで超簡単パスタを作ります。
- Trangia メスティン
- Vargo アルミニウムウインドスクリーン
- Solo stove アルコールバーナー
Vargoのウインドスクリーンが意外と安定していたので、ゴトク代わりに使ってみました。
適当スープパスタ
- 適当に入れた水に、パスタ適量をバキバキっと二つに割って、ベーコンとコンソメ一個をぶっ込んで火にかけます。
- 焦げ付かないように混ぜながら煮ます。水が少なくなったら足しましょう。
- パスタがアルデンテよりちょっと硬いかなくらいで、卵を割り入れて蓋をします。
- 1分くらいで様子をみて、卵が良い感じになっていればコショーをかけて完成!
今まで何度か作っていますが、こんな適当レシピなのに失敗したことがありません。家に常備してある材料で作れるので、準備に時間がない時や面倒な時にオススメ。すこしチーズを入れても美味しいと思います。
半熟卵をグシャー。今回のベストショットです。一眼持ってきて良かった。
井原山でフォトトレッキング、それは贅沢な一時
満腹になったので、しばらくボーッとしてから下山しました。写真を取りながら登ると、登り慣れたコースでも新しい発見がたくさんあって楽しいですね。自ずとゆっくりペースになるので、体力的にも楽です。じっくりと山を堪能できる贅沢な一時となりました。
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